築古戸建の購入前には、物件の立地に関わる災害リスクを必ず確認しましょう。
安い物件に飛びついてしまうと、洪水や土砂災害、地盤沈下のリスクを見落として大きな損失を生む恐れがあります。
今回は初心者が押さえておくべき災害チェックのポイントを解説します。
#1 ハザードマップで浸水・土砂災害の危険を確認
まず確認すべきは、自治体が公開しているハザードマップです。
浸水想定区域や土砂災害警戒区域に入っていないかをチェックしましょう。
私も一度、格安物件に惹かれましたが、調べた結果「大雨で床上浸水のリスクが高い」と判明し、購入を見送りました。
地価の安さの裏にはリスクが潜んでいることもあるため、地図で可視化することが大切です。
#2 地盤情報で液状化や沈下のリスクを知る
地盤の弱いエリアでは、地震の際に液状化や沈下の被害が出ることがあります。
国土交通省の「地盤情報ポータルサイト」などを使えば、過去の地盤調査結果や地層の傾向がわかります。
私も一度、地盤が非常に柔らかいエリアの物件を避けたことで、修繕トラブルを未然に防げました。
地盤が安定しているかどうかは、長期保有において非常に重要です。
#3 周辺の火災リスクや避難経路もチェック
火災リスクも見逃せません。
密集した古い住宅街では、火災が広がりやすいケースもあります。
また、避難経路が確保されていない物件は、いざという時に危険です。
私は実際に「袋小路」の築古戸建を見学した際、火事や救急時に車が入れないと気づき、購入を断念しました。
建物だけでなく、周囲の環境にも目を向けましょう。
#4 災害保険の加入条件も事前に確認する
意外と見落とされがちなのが、火災保険や地震保険の加入条件です。
災害リスクが高い地域では、保険料が高くなったり、加入自体が難しいケースもあります。
私の知人は、川沿いの物件で保険料が非常に高額になり、収益が圧迫されたと話していました。
事前に保険会社に条件を確認しておくと安心です。
まとめ|価格の裏に潜むリスクを「地図」で見抜こう
築古戸建は価格が安い分、災害リスクを含んでいる可能性があります。
ハザードマップ・地盤情報・火災リスク・保険条件を事前にチェックすることで、安全かつ長期的な運用が可能になります。
初心者ほど「立地の安全性」にこだわって選びましょう。
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