築古戸建投資で利益を出すには、「やらなくていいリフォームを見極める力」も重要です。見栄えやこだわりで手を入れすぎると、費用だけがかさみ、回収に何年もかかってしまいます。ここでは初心者が避けるべき、費用対効果が低いリフォームTOP10を紹介します。
① 高級グレードのシステムキッチン
結論:築古戸建では高級システムキッチンは不要です。
理由:賃貸や低価格帯の物件では、入居者がキッチンのグレードに強いこだわりを持たない場合が多いため、費用に見合ったリターンが見込めません。
具体例:100万円以上の高級キッチンを導入したが、家賃は上げられず、回収に10年以上かかる計算に。
まとめ:設備は「そこそこ」でOK。清潔感と機能性を重視し、グレードアップしすぎないことが大切です。
② 無垢材フローリングへの全面張替え
結論:高価な無垢材フローリングは費用がかさむわりに賃貸では効果が薄いです。
理由:見た目の高級感はありますが、汚れやキズにも弱く、退去後の補修コストも上がるため投資効率が悪くなります。
具体例:LDKに全面無垢材を使用し60万円以上かかったが、入居者にはほとんど評価されず。
まとめ:築古物件ではコスパ重視のクッションフロアや合板で十分。素材にこだわりすぎないよう注意しましょう。
☑️ まとめ文
築古戸建のリフォームでは、「やるべきこと」以上に「やらなくていいこと」を見極めることが、成功のカギを握ります。見た目やこだわりで高額なリフォームをしても、入居者や市場から評価されず、投資が無駄になるケースは少なくありません。
今回ご紹介した10項目は、初心者がついやりがちな費用対効果の低いリフォーム例ばかりです。物件の価値を高めるつもりが、逆にコストだけが先行してしまうことを防ぐためにも、常に「誰のために、何のために行うリフォームか?」を意識しましょう。
コスパ重視で、必要な場所に必要なだけの投資を。これが築古物件で収益を出す鉄則です。
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