築古戸建は価格が手頃で利回りも高い一方、金融機関からの融資を受けにくい物件でもあります。
しかし、ポイントを押さえた対応を行えば、融資を引くことは十分可能です。
今回は、銀行との交渉で特に重要な3つの視点を解説します。
#1 融資担当者に納得してもらえる資料を準備する
銀行に提出する資料は、わかりやすく・具体的であることがカギです。
築古物件は銀行にとってリスクが高いと見られるため、収益性や再販価値を示す必要があります。
私の場合、物件概要書、周辺の家賃相場、リフォームプラン、想定利回りを資料にまとめて提出しました。
見やすい資料だったことで、担当者の反応も良く、話がスムーズに進みました。
資料作成は面倒でも、信頼される第一歩です。
数値と根拠を示すことが融資成功のカギになります。
#2 金融機関ごとの特徴を知り、適切に選ぶ
築古戸建に融資をしてくれる銀行は限られているため、事前に調査が必要です。
都市銀行は築古には消極的で、信用金庫や地方銀行の方が柔軟な対応をしてくれる傾向があります。
私は最初に都市銀行に相談しましたが、「築年数が古すぎる」と断られました。
そこで地域密着型の信用金庫に相談したところ、現地確認や収支説明の後に無事融資OKとなりました。
銀行の得意分野や姿勢を知り、自分に合った金融機関にアプローチしましょう。
#3 自分自身の信頼性=属性を整える
物件の良し悪しだけでなく、借り手である自分の信用力も非常に重要です。
銀行は融資の審査時に「返済能力があるか」を重視しているため、年収や勤続年数、自己資金の有無が大きく影響します。
私は自己資金を物件価格の20%用意し、併せて副業収入の実績も説明資料として提出しました。
これにより担当者の安心感につながり、金利優遇も得られました。
物件+自分の両方を評価されることを意識して、事前準備を万全に整えましょう。
まとめ|築古戸建でも融資を通すためのコツは準備と相性
築古戸建に融資を通すには、単に物件情報を出すだけでは不十分です。
「信頼される資料づくり」「金融機関選び」「借り手としての信用力」の3つを意識することで、融資の可能性は大きく広がります。
築古投資は手間をかけた分だけ結果が出やすい分野。
しっかり準備して、銀行との交渉に臨みましょう。
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