築古戸建は、価格交渉によって利回りを大きく改善できる投資ジャンルです。
しかし、根拠のない値引き要求は相手にされず、信頼も失います。
この記事では、初心者でも実践できる「値引き交渉成功のコツ」を具体的に解説します。
#1 交渉の基本は「理由ある値引き」から始めよう
値引き交渉の成功には、きちんとした根拠を提示することが重要です。
「相場より高い」「修繕が必要」「長期空室」など、客観的な理由がある場合は交渉の余地があります。
私も過去に、雨漏りがある物件で写真と工事見積書を提示し、80万円の値引きを受けられた経験があります。
感覚ではなく、数字や状態をもとに冷静に伝えることで、売主にも納得感を持ってもらいやすくなります。
#2 売主の事情を理解することでチャンスが広がる
売主にもそれぞれの事情があります。
「早く現金化したい」「相続で早く処分したい」「空き家管理が大変」などの背景を探ることで、価格交渉の余地が生まれます。
私が交渉した物件では、売主が遠方在住で空き家の維持に困っていたため、こちらが「即契約・現金購入」を提示すると、100万円の値引きに応じてくれました。
交渉は価格の話だけでなく、売主の立場を思いやる姿勢が信頼に繋がります。
#3 「買付証明書」は交渉の武器になる
買付証明書(購入申込書)は、真剣な購入意思を示すための有効なツールです。
「○○万円で購入希望」という具体的な金額を記入し、不動産会社を通じて提示することで、交渉のスタートラインに立てます。
私もこの書類を通して、初めて価格交渉がスムーズに進みました。
口頭よりも書面の方が説得力があり、売主も本気度を感じて応じてくれる可能性が高まります。
#4 強気すぎない姿勢が成功のカギ
値引き交渉は、相手との信頼関係があってこそ成り立ちます。
無理な要求や一方的な値下げ希望は交渉を壊してしまいます。
過去に「半額にしてくれれば買う」という強引な交渉をした結果、売主に断られたケースも見てきました。
適切な価格交渉をするには、リフォーム費用や相場をもとに「妥当な範囲」を提案することが大切です。
冷静かつ丁寧なやり取りを心がけましょう。
まとめ|交渉力も築古戸建投資のスキルの一つ
築古戸建投資では、価格交渉のスキルがそのまま収益に直結します。
ポイントは「根拠ある交渉」「売主の事情を汲み取る」「買付証明書の活用」「礼儀ある対応」です。
初心者でもこれらを意識すれば、無理なく値引きを引き出すことが可能です。
交渉は経験と準備で上達します。
ぜひ物件選定の際に、交渉の余地にも注目してみてください。
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